Peter Eisenman Diagram Diaries
UNIVERSE

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Peter+Eisenman&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
YouTube(Peter Eisenman)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Peter+Eisenman&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.169
Peter Eisenman:ダイアグラムが住宅シリーズを通して前進するに従って、内在性に関する二つの論点が明白になった。(1)内在性は価値のア・プリオリな(先験的な、論理に基づいた)状態であることをダイアグラムは仮定していて、即ちそれは、幾何学的なイコン(アイコン、像)の安定したセット(凝結、硬化)であり、(2)そのダイアグラムの幾何学を建築の中へ変換(変形)させる時、幾何学が建築になる為に、あるダイアグラムからそれ自身を単に変換(変形)させないことが了解された。

P.170
Peter Eisenman:建築は幾何学以上のものであり、壁は厚みを持ち、空間は密度(濃度)を持つ。このように、内在性のア・プリオリな(先験的な、論理に基づいた)状態がいつもいくらか建築的な内在性次第である様に、価値は如何なる幾何学にも(ユークリッド幾何学にもあるいはトポロジー(位相幾何学、地形学)にも)置かれた。この様に、ダイアグラムがユークリッド幾何学からトポロジー(位相幾何学、地形学)的幾何学までシフト(変化)するに従って、他のものに対するこの一つの幾何学の代用は単に、幾何学それ自身を置き換えることなしにユークリッド幾何学に与えられた価値を置き換えた。これは他の問いを提起した、何故ダイアグラムは必ずある先在する幾何学から発展させたのか?何故ダイアグラムはエッセンス(本質、実在、存在)の安定した状態として見られない建築的内在性から始めなかったのか?もし内在性が不安定だった(変動しやすかった)ら変形(変換)ではない他の幾つかのプロセスがダイアグラム化に相応しいことが起こりえたのだろうか?

P.171
Peter Eisenman:これらの問いへの最初の答えとして、デコンポジション(分解、解体)のプロセスのアイデア(考え)は、建築の内在性は、オブジェクトのa less(より少ない?)状態が洗練(純化、抽出)され得る複雑(複合的)な現象として見られ得ることを提案(暗示)した。このセンス(意味、感覚)で内在性はもはや純粋で安定的なものとしてもあるいは必ずしも幾何学的としても見られなかった。しかし建築はいつも幾何学に基礎を置いているから、建築の具体化(組織化)としてのフォーマル(形式的、形態的)なユニヴァース(宇宙、世界、領域)の価値はまだ存在していた。これらの具体化(組織化)された価値を置き換える為に、一連の他のダイアグラムが、幾何学に基礎を置かず、それがあらかじめ定義された様に内在性と関係している幾つかの方法(道)の中で見られ得るが、同時に内在性から距離をおかれ得たダイアグラム的プロセスの中に導入された。この様に、一連の外部のテキスト(テクスト)が、建築の内在性の中で具体化(組織化)され、内在し、最後には動機付けられるように思われたものを置き換える試みの中に導入された。

→バルトの「零度のエクリチュール」、「作者の死」、「テクストの快楽」や、デリダの「グラマトロジーについて」、「声と現象」の影響だろう。(井戸)

Charles Sanders Peirce(チャールズ・サンダース・パース)
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Sigmund Freud(ジークムント・フロイト)
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Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
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Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
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Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
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Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
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Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)
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Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
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Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
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Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
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Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
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