Peter Eisenman Diagram Diaries
UNIVERSE

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouTube(Peter Eisenman)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Peter+Eisenman&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.93
Peter Eisenman:そのダイアグラムは、読まれるべき、トレースされる(痕跡をたどられる)べき可能性の存在を示したが、出来の良くない推理小説におけるすべての手掛かりの様に、それらの起源にトレースされる(痕跡をたどられる)時、間違っていると(偽物だと)判った。その代わりに、これらの手掛かりはあるものを別の方向へ向けるだろう別のトラッキング(軌跡)のシステムにただ導いただけだ。これはHouse Ⅹ(住宅10号)で始まったデコンポジション(分解、解体)のプロセスと似ていた。

P.164
外在性のダイアグラム
ピーター・アイゼンマン

P.167
外在性:サイト(敷地)

P.168
Peter Eisenman:ダイアグラム化するプロセスのこの物語のテキストを書くことは過去を振り返る行動だ。それは内部の軌跡を持っていなかったプロセスをとり、それにそのような物語的な構造に従うことを強要する。私の博士号論文の中の最初のダイアグラムは決してその様なプロセスの始まりとしては意図されていなかった。むしろ、そのワーク(取り組み、作品)は当時の他の解釈から私のフォーマル(形態、形式)のアイデア(考え)を区別しようとしていた。それは建築の内在性、何か他のフォーマル(形態的、形式的)な論議から遠ざかっている(が不在の)様に思われる何かに対して建てられた作品の関係性を提案した。その当時の殆どのフォーマル(形態的、形式的)な研究は建物の分析と説明に関係していた。私のダイアグラムの使用は、それ故に、かなりイノセント(無垢、無邪気)だった。それは内在性と個々の建物の間の関係性を開く方法だった。内在性のアイデア(考え)が私自身の作品の中で発展し始めるに従って、ダイアグラムはまたより影響を与えられる様になった。つまりそれはただ単に説明的なだけではなく、むしろ生成的でもあった。しかしながらダイアグラムが生成的な手段に成った時(それが単に建物と内在性との間の関係性を説明するのに使われなくなった時)、それは他の関心(関係、重要性)を持ち出した。

P.169
Peter Eisenman:それはサブジェクト(主題、主体)/作者とその作品との間の代替的な関係性を提示した。その様な代替案は古典的なコンポジション(構成)や個人的な表現主義から離れてより自律的なプロセスに向けたムーブメントを提示した。ダイアグラムは私自身の作者的(創造主的)先入観の外部にある何かの覆いを取る手段になった。この意味(感覚)で、ダイアグラム化は潜在的に私がしていたことを理解する為のより合理的(理性的)で、ある意味オブジェクティブ(客観的、物質的、目的的、実在的)な手段だった。それはまたサブジェクティブ(主観的、主体的)な意識(心象)から離れて無意識のダイアグラム化装置へと動く手段でもあった。2番目に、そのプロセスは、建てられた作品が建てられた作品をその論議の内在性と関係付ける手段としてダイアグラム化するプロセスのトレース(痕跡)を明らかにすることができることをほのめかした(提案した、連想させた)。

→以前読んだところで、サイン、イコン、インデックス、シンボル等の言葉を使っていたが、アイゼンマンが言うパースの記号論をかじるとそれが、(表象、対象、解釈項)×(性質、むき出しの事実、法則)の9つの類型から影響されていることがわかる。
また「作者的先入観の外部の何か」とはロラン・バルトの「作者の死」の影響だろう。「痕跡」や「不在」もデリダやバルトの影響だろう。(井戸)

Charles Sanders Peirce(チャールズ・サンダース・パース)
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Sigmund Freud(ジークムント・フロイト)
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Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
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Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
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Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
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Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
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Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)
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Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
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Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
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Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
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Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
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