El croquis 83 Peter Eisenman 1990-1997

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouYube(Peter Eisenman)
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Alejandro Zaera-Polo(アレハンドロ・ザエラ・ポロ)
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P.15
Alejandro Zaera-Polo:しかしこれは時代精神の中で取り組むことのアイデア(考え)を無視(軽視)しないのですか?

Peter Eisenman:私は、批評性の中で、正確には時代精神の超越(違犯)に興味がある。それは何が存在(本質)の中の存在(本質)の可能性をもたらすのかということだ。私はそのプレゼンス(存在、実在)のためではなく、批評的な声明を作る可能性のために建築に興味がある。あなたはそれを評価するためのパラメーター(要素)を発明(捏造)しなければならないだろう。Aronoff Centerでは、そのプロジェクトから発展(展開)したものは、それがそうなりつつあると私が考えていたものではなかった。私はそれは同じくらい緻密に(中身が詰って難解な、理解に集中力を要する)なりつつあるとは思わなかったし、同じくらい消化(理解)できないものになりつつあるとは思わなかった。

Alejandro Zaera-Polo:あなたは建物は慣習や規範(標準、普通のこと)に従わないという事実の中で単に「批評性」に基づくことができるのでしょうか?・・・私は肯定的(断定的)でおそらく日和見主義的なポジションが、少なくともあなたの純粋に否定的で抵抗力のある批評的な建築の定義付けと同じくらい、批評的であると思う。その建物はそれが読むことができないから批評的であり、それはラディカルに(本来的に、徹底的に、急進的に)すべての慣習に反対する・・・しかも、あなたは手当たり次第に(でたらめに)批評的になり得るのか?

Peter Eisenman:これは答えるには難しい質問だ。先ず最初に、私は私のプロジェクトは否定的でも抵抗するものでもないと思っている。むしろ、それらは如何なる時代においても慣習や規範(標準、普通のこと)によって抑圧されたものの覆いを取って見えるようにしようと試みている。このセンス(意味、感覚)で、批評性、あるいはカント哲学のセンス(意味、感覚)での「存在(実在)の可能性」は、いつもその時に現存する規範(標準、普通のこと)を超越する(違犯する、境界を越える)ようになるだろう。もし批評性が、それ自身であることに対立した存在(実在)の可能性の中にあるのであれば、それは幾らかの方法(道、過程)の中で超越的(違犯的、境界を乗り越えて行く)に違いない。最初に言った様に、すべての批評性は初めはランダムだ。パラーディオがIl Redentoreを作った時、それは単一の十字形の教会のタイポロジー(類型)の批評(批判)だったと思われる。その2重の交差の結果として来るべき批評性は彼が始めたところではなかったかもしれない。ジェフリー・キプニスが言う様に、作者がそれを知る最終的な人物であるからといって、あなたは決して作者に批評的な意図は何かと尋ねるべきではない。あなたはその作品(取り組み)を尋ねなければならない。私は私がそれをし終えた後まで、私がしていることが何かわからない。私がAronoff Centerを始めた時、私は古いものと新しいものの間の境界をぼやけさせるという漠然とした意図を持っていたに違いない。今、その建物はこれらの面で成功しているからといって、それはこれが私が志向性(意図性)として心(精神)に持っていたものであることを意味しない。事実、その建物の介在性(裂け目性、隙間性)は私が心(精神)に持っていたものではない。しかし今では、その事実の後に、それは私の作品(取り組み)のまさしく大いなる関心事である。ぼやけさせることは作用(影響、感情)である。私はその事実の後に私はぼやけさせたかった、それゆえにその建物はぼやけさせられたから成功しているんだと言うことができる。しかし私が最初にその建物の中でぼやけさせたことを見る時、私は驚いた!これは私がしたかったことなのか?私は意識してこれをしたのだろうか?

→ジャッドもア・プリオリ(先験的に、理論に基づいて)に何かがあって作るのではなく、ア・ポステリオリ(後天的、経験に基づいて)に了解されるんだみたいなことを書いていた。建物をぼやけさせることは、デリダの脱構築の様に、幾つものロゴス(神の声、理法、根拠、規則、規範)を幾つもズレながら響く教会の鐘の様に響かせることだ。それによって、当り前と思っていること(規範)の力(権力)を相対化し「不在」を現象させることだろう。(井戸)

Immanuel Kant(イマヌエル・カント)
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Andrea Palladio(アンドレーア・パッラーディオ)
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Il Redentore
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Jeffrey Kipnis(ジェフリー・キプニス)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jeff_Kipnis
Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
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Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9
Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
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Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
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Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)
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Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
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Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
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Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
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Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
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