Peter Eisenman Diagram Diaries
UNIVERSE

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouTube(Peter Eisenman)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Peter+Eisenman&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.80
Peter Eisenman:House Ⅵ(住宅6号)は生成シークエンス(連続)の結果よりもむしろダイアグラムのカレイドスコープ(万華鏡)になった。ダイアグラムはその住宅それ自身ではなかった。その住宅それ自身はダイアグラムや、プロセスの累積(加法)、あるいは最終的なダイアグラムである必要はなく、さらに同時にその住宅はそのダイアグラムすべてをマニフェスト(明示)することを要求された。

P.81
Peter Eisenman:このコンテキスト(文脈)の中で、House Ⅵ(住宅6号)は特別なプロセスの終わりだった。それまでの住宅のすべては幾らかの純粋な幾何学的な起源からの生成変形だった。House Ⅵ(住宅6号)の後、ダイアグラム的なプロセスの別のアイデアが始められた。それは宙吊りのプロセスであり、存在している何かをとることであり、そしてその時「デコンポジション(分解、変質)」と呼ばれるプロセスを通してそれを明白に(直ぐに感じられる様に)することだった。
デコンポジション(分解、変質)のアイデア(考え)とともに、変形の支配的な影響力を持つプロセスは問いに付された。これはイタリアのコモにあるテラーニのGiuliani-Frigerio apartment blockの私の研究を通して始まった。もはや建築家の内在性をキューブや、二重のキューブ、あるいは半分のキューブとして理解しそれらを変形させることは必要であると感じられなかった。むしろ複雑さの状態から始めることが可能であると考えられた。この複雑さの残余は認識あるいは明白さ(直ぐに感じられること)の幾らかのフォーム(形態、形式)へととられる化学的な宙吊り(浮遊)の様に概念化された。

Giuseppe Terragni(ジョゼッペ・テラーニ)
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P.82
Peter Eisenman:その明白さ(直ぐに感じられること)は、零度や、起源、あるいはその複雑さの以前の状態どれにもとられることはできなかった。そのプレゼンス(存在、実在)の中で、必然的に絶えず概念的にそれに到達することができることなしに零の状態の指揮(方向)の中でムーヴメント(動き)をほのめかすには十分だった。その様な説明が試みられた時、何か他のものが説明できなくなっただろう。もしその手続きが逆にされその説明できないものが説明できるものになっていたら、その時何か他のものは如何なるセンス(感覚、意味)も作るのに失敗しただろう。フォーカス(焦点)の内と外の動きの絶え間ない振幅があった。もはや唯一可能な説明が純粋な幾何学から生じているダイアグラムであった一元的起源を説明しようとしているダイアグラムではなかった。むしろ、そのダイアグラムは、時間と空間の中で凍結した瞬間の中でマテリアルを宙吊りにすることができる「unformed matter(まだ形をなしていないもの)」の多様な状態を含んでいた。内在性は、その時、もはや形作られた(形式化された)ものとして概念化されなく、しかし実際は複雑なことへより近く類似している状態として見られた。

P.83
Peter Eisenman:これはHouse Ⅹ(住宅10号)になったダイアグラムのプロセスを通した思考の方法を開いた。
House Ⅹ(住宅10号)(1975-78年)のダイアグラムは、その様な起源から読むことが発生しているが、幾つかのシンプルな幾何学的起源からヒエラルキー的(階層的)にもはや読まれえない空間の中の状態を生み出そうと試みた。一元的な始まりから読むことが試みられる度に、説明は失敗しただろう。ダイアグラムはある起源へではなくて、もはや全体論的でも、ヒエラルキー的(階層的)でも、あるいは安定したものでもなく、むしろ絶えず振幅するものである空間と時間の中の拡散した状態へ連れ戻した。
これらのダイアグラムは最初のうちはHouse Ⅵ(住宅6号)の中で発展したトポロジカル(位相学的、地形学的)な空間のアイデア(考え)に基づいていた。House Ⅹ(住宅10号)では、そのアイデア(考え)は二つの不完全な起源、つまりL型のキューブとL型のポイントであり、それぞれは四半分を失っている。L型のフォーム(形態)は黒いキューブと白いポイント両方に向かって動いた。これらの操作両方とも等しい妥当性の終点だった。House Ⅹ(住宅10号)は、House Ⅵ(住宅6号)の様に、この様にして黒からグレーを通って白へ行くコード化(法典化)をマニフェスト(明示)した。

Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
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Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
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Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
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Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
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Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
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Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
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Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
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