Art in Theory 1900-2000
An Anthology of Changing Ideas
Edited by Charles Harrison and Paul Wood
Blackwell Publishing

El Lissitzky(エル・リシツキー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%84%E3%82%AD%E3%83%BC
http://en.wikipedia.org/wiki/El_Lissitzky
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=UTF-8&resnum=0&q=El+Lissitzky&um=1&sa=N&tab=wi
P.317
18 El Lissitzky(1890-1947)’A. and Pangeometry’ 「A.と汎(全、総)幾何学」
(本文に入る前の初めの説明書き)
リシツキーは1919年のVitebskでのワーキングの間、マレーヴィチのシュプレマティズム(感覚絶対主義)に強く影響を受けた。彼は特にグラフィックとしてシュプレマティズムの発展の原因であり、故に革命のビルディング・サポート(建築的支え)の再生可能な方法であった。1920年代の初頭と中頃、彼はロシア芸術革命と西側ヨーロッパの同じような事件と関わるものとの間の接触の設立に影響を及ぼした(IIIC16とIIID8参照)。このエッセイ(リシツキーが二つの略語、A.=Art(アート)、F.=Form(形態、形式)を使用している)は元々はドイツ語でCarl EinsteinとPaul Westheim(編集)「Europa Almanach,Potsdam,1925」として出版されたものだ。このEric Dluhoschによる翻訳はエル・リシツキーの「世界革命の為の建築」ロンドン、1970年、P.142~149から抜粋されたものだ。(→おそらく邦訳書「革命と建築」の事だと思う。)
→シュプレマティズムは通常、(美)絶対主義と訳されるが、マレーヴィチの著作を読むとどうしても僕には感覚絶対主義(アートを還元していくと最後に残るのは感覚でそれを示すのがアートだという考え)というのが一番相応しいと思う。(井戸)
Kazimir Malevich(カジミール・マレーヴィチ)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&oe=Shift_JIS&q=Kazimir+Malevich&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81
(本文)
(・・・前文略)その言葉A.(アート)は化学者の測りグラスになぞらえる。各々の時代(段階、世代)はそれ自身の量に寄与する、例えば、見事な紳士の鼻孔をくすぐる5ドラム(1ドラム=1/8液量オンス=0.0037リットル)の香水「Coty」。あるいは他の例としては、階級を支配するものの顔に投げ込まれるべき10ccの硫酸。
→ヘルツォーク(Herzog & de Meuron)が香水を作りたいと以前言っていたのを思い出す。(井戸)
Herzog & de Meuron
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=Herzog+%26+de+Meuron&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
P.318
あるいは、後に新しい光の源泉へと変化した15ccのいくらかの種類の金属溶液。このようにA.(アート)は心のインヴェンション(発明、でっちあげ、創造)である、すなわち、ある複合体であり、ラショナリティー(純理性、合理性)がイマジネーション(想像力)に融解(融合)するところであり、フィジカル(自然的、物質的、物理的、身体的)なものが数学的なものに融解(融合)するところであり、√1が√1に融解(融合)するところである。私が以下で提示するだろう一連の類似は証明として差し出してはいない、私の作品はその目的(意図)がよりよくなるように奉仕するが、私の見方を明らかにするためのものではない。A.(アート)と数学の間の平行(類似)はとても注意深く描かれるべきである、というのもいかなるオーバーラップ(部分的重なり)もA.(アート)には致命的であるからだ。
→ドナルド・ジャッドの数列を思い出す。(井戸)
Donald Judd(ドナルド・ジャッド)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Donald+Judd&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
Planimetric Space(面積測定の空間)
Plastic F.(形成力のある形態、形式)は、数学の様に、数える(計算する)ことから始まる。その空間はフィジカル(自然的、物質的、物理的、身体的)な、2次元の、平坦な表面で作られている。そのリズムは、自然数の連続1、2、3、4・・・の基本的なハーモニー(調和)である。
新しく創造されたオブジェクト(客体)・・・レリーフと呼ぼう、それはネイチャー(自然、本質)の中のリアル(現実的)なオブジェクト(客体)に匹敵する。
→ランドスケープの起伏を視覚化する(オブジェクトの定規をあてる)リチャード・セラの「シフト」を思い出す。またピーター・ズントーが「Thinking Architecture」の中でバッハの音楽を挙げていたのを思い出す。(井戸)
Richard Serra(リチャード・セラ)
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=Richard+Serra&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D
Peter Zumthor(ピーター・ズントー)
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=Peter+Zumthor&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5