El croquis 106/107(El croquis IN PROGRESS 1999-2002)

Sol Madridejos & Juan Carlos Sancho Osinaga
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P.195(P.341)
最初に、新しい住居は、タイポロジー(類型学)や社会的意味や経済的イデオロギー的ステイタス(状態)等のそのすべての特性で完全に装備したマニフェスト(宣言書)として構築された。これらの特性は新しいマテリアル(素材)や備え付けられた基礎や、新しいタイプのユーザーあるいはライフスタイルを必要とし、その為に産業がすべての問題あるいは必要性を解決した。次の段階で、私的なものから公的なものまでのこの再定義は、その人工的で自然的な面両方の中の都市レベルにおとされたすべてのそのバリエーションやその相互の影響と反響をともなう都市空間の分析へと注意をそらされた。
2番目に、この断絶から起こった実際の言語は、すべての結合されたフォーマル(形態)の恩恵とともに独立した力強いそれ自身のステータス(状態)を遅れずに獲得した。このように各々の期間は、スペシフィックな建築よりも調和することが強調された、スペシフィックな、表象的な言語を持ち、それは読みやすい使用と意味をともない、ア・ポステリオリ(経験に基づいた)パースペクティブ(見方、解釈)からのものでさえあった。だからそれはそのコンテキストよりもむしろ支配的な役割を引き受ける言語であり、それはイデオロギー的、理論(観念)的あるいは抽象的である。
3番目に、私達が最も直接的に関係すると信じている側面がある。つまり概念的に、空間に関して新しいエピソードが、20世紀の造形世界の中で、提案されてきたしその後ひっそりとしかししっかりと確立された。オブジェクト(もの、客体)に関して最初に現われる空間は(キュビストのオブジェクトは空間を生み出した)、しかし最終的には独立しそれを構築するそれ自身の質、つまり密度、連続/不連続、重力、光、透明性、視覚、ヴォイド(空隙)、緊張、トーン(調子)、限界、動き、時間、明白な野心や明確な方法の中でこれまで決して空間と結合させられてこなかった変化するものを獲得する。明らかに空間の構築へのこの熟視は、ピカソやクレーやデュシャンやSchoenbergやケージやアルバースやOteizaやチリダやセラやノグチや他の多くの人達が私達の現在の空間の感覚を形作る基礎として使ったこのタペストリー(つづれ織りの様に複雑に織りなしたもの)に寄与してきた20世紀を通して編み上げられてきた。

Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)
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Paul Klee(パウル・クレー)
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Marcel Duchamp(マルセル・デュシャン)
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John Cage(ジョン・ケージ)
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Josef Albers(ジョゼフ・アルバース)
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Jorge Oteiza
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Eduardo Chillida(エドゥアルド・チリーダ)
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Richard Serra(リチャード・セラ)
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Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)
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P.197(P.343)
この立場から、私達の建築の意図は、後戻りできなく、それを構築してきた空間と言語を形作る変化するものの中にある。私達は、空間の知覚を、密度と時間によって生み出され空間的なエピソードの道程の間に養分を与えられた変化する痕跡によって影響を受けるようにするのが好きだ。
いったん複雑な、変化しやすい事実として空間の中に位置すると、Didi Hubermanの観察「時間は私達の空間の残存の中に消えてなくなる」は絶えることはなく、それは私達を取り囲み、私達はそれを専有する。

Georges Didi-Huberman(ジョルジュ・ディディ=ユベルマン)
http://passing.nobody.jp/thought/didi.html