ザハのcroquisもまだ半分ぐらいなのに今日はテラーニの本をブラブラと眺める。テラーニの本といえばelectaから2冊程コンプリート・ワークスが出ていたがイタリア語でかつ既に絶版という感じだった。しかし今手に入る本としては以下の2冊が代表格というところだろう。
Guiseppe Terragni: Transformation, Decompositions, Critiques
「テラーニ/トランスフォーメーション」出版社:The Monacelli Press
Casa del Fascio’と’Casa Giuliani-Frigerio’をアイゼンマンが分析している本。

「Terragni: Atlas」出版社Skiraは、テラーニの生誕百年を記念して出だされた本だそうで、公記録として保存されている写真とパオロ・ロッセリによる写真だそうである。この写真がすこぶる現代的(今風)で個人的にはすごくいいと思う。ガラスに反射する風景を空間と重ねることによりテラーニの空間の持つ空気が伝わってくる。こちらはリベスキンドがエッセイを書いているが、テラーニの・iを眺めていて思うのは、リベスキンドというより、ウィール・アレッツを連想しないでいられないのは僕だけであろうか。