Architecture Words 1
Supercritical
Peter Eisenman & Rem Koolhaas
AA Publications

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouTube(Peter Eisenman)
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Rem Koolhaas(レム・コールハース)
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You Tube(Rem Koolhaas)
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→ともに構造主義とポスト構造主義を道具に使うピーター・アイゼンマンとレム・コールハースの対話。(井戸)

P.9
Peter Eisenman:以前の教会の敷地に建てられた既存の教会があり、そこでは二つのグリッドがあり、一つはリアル(現実的)でもう一方はバーチャル(仮想的)である。私達のプロジェクトの為に私達はこれを採用し、その二つの間の関係性の構造を歪める為にコンピューター上であなたが生み出すことができる一連の水平的なベクトルを使った。換言すれば、過去において私がしてきたであろうそれらの重ね合わせの代わりに、一種のプロセス(過程)プロジェクトとして、私達は二つのグリッドにお互いに相互に作用させ、ル・コルビュジエのStrasbourg Congress Hallプロジェクトの空間の渦とは異なった内在的な空間の渦を創り出させた。それはレムが、例えば彼のパリのフランス国立図書館案やジュシュー図書館の為のプロジェクトの様に、ヴォイド(空隙)を巻き込む彼のプロジェクトの多くの中で批評している種類の空間だ。
私達が今夜それについて話すだろう私が想像していた3番目の論題は「コンテント(内容)とフォーム(形態、形式)」である。レムのシアトル図書館と私達のハンブルク図書館プロポーザルのモデル(模型)を比較してくれ。レムの図書館は「コンテント(内容)」がフォーム(形態、形式)になっている建築であるということには疑いの余地がないと私は主張したい。しかし私はまた、私達のハンブルク・プロジェクトは「コンテント(内容)としてのフォーム(形態、形式)」であり、これら二つの言葉「フォーム(形態、形式)としてのコンテント(内容)」あるいは「コンテント(内容)としてのフォーム(形態、形式)」の並置の間には巨大な差異があるということも主張するだろう。次の論題はサブジェクト(主体)、あるいはのぞき魔としてのサブジェクト(主体)についての私達のアイデア(考え)の間の差異である。私はサブジェクト(主体)をもはや単に受動的なものではなく、そのプロジェクトの空間の中に参加するものとして見ている。私達は私がラディカル(根本的、急進的)な受動性と呼ぶ何かに取り組んできた。あなたはこの種のサブジェクト(主体)、つまり非-受動的な受動的サブジェクト(主体)をミヒャエル・ハネケの映画、例えば、とりわけ彼の「Code Unknown」と「Caché(隠された記憶)」の中に見つける。

P.10
Peter Eisenman:レムのシアトル図書館や私達のサンティアゴの為のプロジェクトでは二つのタイプのダイアグラムがあり、そのダイアグラムはレムと私が両方とも使っているものだ。一つはイコン(像、象徴、類似記号)・インデックス(表示、しるし、兆し)、あるいは視覚的類似としてのダイアグラムである。私はこの種のダイアグラムがシアトル図書館の中に存在していると思う。もう一つの種類のダイアグラムはトランスフォーメーション(変形、変換)のインデックス(表示、しるし、兆し)である。サンティアゴの私達のプロジェクトの為の私達のダイアグラムの一つはこれの例である。ヴォリューム的なトランスフォーメーション(変形、変換)、それは中世のグリッドや、デカルトのグリッドや、一連のまさに異なったグリッドの重ね合わせを扱い、一種のイコニックな(イコン的な)構造に対立するものとして、そのプロジェクトの為の最終的でインデックス的な構造を生み出す。どちらがより良いだろうかという評価の判断をすることなしにダイアグラムのこれらの二つの側面を比較することは、チャールズ・サンダース・パースがサイン(記号)と呼ぶものを明らかにする。

→「重ね合わせ」は元々はコーリン・ロウとフレッド・コッターの「コラージュ・シティー」の影響だろう。モダニズムの建築家達に刷り込まれていたヘーゲルやマルクス的な上空飛行的思考や弁証法的進歩主義に対して、レヴィ=ストロースの構造主義的なブリコラージュの視点を導入すること。アイゼンマンはそこからパースの記号論やデリダの脱構築へ移行して行ったのだろう。またコールハースへの「コラージュ・シティー」の影響は、顕著なのはタイのハイパービルディングで、特に平面には直接的に古代ローマの平面がコラージュされているが、他のプロジェクトの平面をみても、必要とされる機能が機能主義というドグマ(教条)により整理されるのではく、コラージュの様に配置される。(井戸)

Le Corbusier(ル・コルビュジエ)
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Michael Haneke(ミヒャエル・ハネケ)
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René Descartes(ルネ・デカルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88
Charles Sanders Peirce(チャールズ・サンダース・パース)
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Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB
Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7
Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
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Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
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Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
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Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
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Louis Althusser(ルイ・アルチュセール)
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Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
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Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
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Jean Baudrillard(ジャン・ボードリヤール)
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