The Conversation Series 13
Olafur Eliasson
Hans Ulrich Obrist
Verlag der Buchhandlung Walther Konig,Koln

Olafur Eliasson(オラファー・エリアソン)
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You Tube(Olafur Eliasson)
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Hans Ulrich Obrist (ハンス=ウルリッヒ・オブリスト)
http://en.wikipedia.org/wiki/Hans_Ulrich_Obrist
You Tube(Hans Ulrich Obrist)
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P.12
Olafur Eliasson:とにかく、新聞の表紙の緑の川では、それは異なって作用した。これはアートとして考えられたものではなかったし、「Green river(グリーン・リバー)」が扱っているテーマは、彼らが都市の現実性に対して安全な表象の距離を持った制度化された実践の中の一つのアート・プロジェクトとして知覚されている川をずっと持ってきたこととは異なっていた。勿論、制度(慣行、慣例)はまだ、あるいはむしろ、いつも、そこにある、つまり、それはまさに少しばかり論争されている、だから今では私はその記事はそのピース(作品)の一部であると言うことができる。沢山の人々が実際に警察を呼んだという事実は、彼らが見たものはある表象(表現)ではなかったということを示している。

P.13
Hans Ulrich Obrist:あるいは、それはOrson Wellesが人々にアメリカにUFOが着陸したとうまく信じ込ませたのと同じ方法で、地球外の何かとして捉えられたのかもしれない。噂が広まるにつれて、それは集団ヒステリーに至った。だから、それはある時点(時代)では真実だった、それが人々の現実性だった。

Olafur Eliasson:そう、それはすごい、それは私が次にしなければならないことだ!。私はその様な噂を創作(捏造)しなければならない。しかし如何に都市の中で広がっている噂の可能性が消えていくかを見ることはおもしろい、つまり、レベル(標準)やグループ(集団)あるいは異なった社会の目的を持った人々が相互に作用する場所の間にある社会的な一致(類似、対応)を私達は持っていない。
Hans Ulrich Obrist:それはEメールを通して広がるはずだろう。

Olafur Eliasson:まさに、そしてそれはより一層成長するだろう。しかし、本当にインターネットについて興味深いものは、私達が普通にそれを知っているよりも異なった時間の概念をともなった空間を私達が持つということである。時間の限界は、空間的な関係に融解し、誰かや何処かと関係する能力は、物理的に(身体的に)そこに、例えばアジアへ、行くために必要な時間によって妨げられないが、たちまち起こりうる。そしてそれ故、それは内在的になる、つまり、それはそれが私に対して経過するよりもあなたに対して異なって経過する。時間はだんだん計りうるものが少なくなっていく、つまりそれはよりオブジェクティブ(目的的、もの的、客観的)でなくなる。持続(時間)は私達の内部にあり、私は私達がより個々に時間のアイデア(考え)と関係しているということは新しいと思う。だから、インターネットは私達の毎日の生活の直接的な翻訳ではなく、むしろ全体的な新しい空間的な状態である。

→ベルクソンやドゥルーズの影響か?(井戸)

アンリ・ベルクソン(Henri Bergson)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3
ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA