Conversations with Mies van der Rohe
Moises Puente,editor
Princeton Architectural Press

Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A8
You Tube(Mies van der Rohe)
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P.29
会話2
1960年 シカゴにて

P.31
質問者:建築において構造の役割とは何ですか?

Mies van der Rohe:私の人生の全ての間中私は建築について考えてきた、四六時中、我々の時代においてそれは何なのかそれは如何に為され得るのかと。私は明白なストラクチャー(構造)は建築にとって大いなる助けであると思っている。あなたも知っての通り、私は今となっては年老いた、私は明白に考えられないものは何もすることができない。
私にとって、ストラクチャー(構造)とは論理の様な何かである。それは物事を為しそれらを表現する最も良い方法だ。私は感情の表現についてはとても懐疑的だ。私はそれらを信じていないし、私はそれらが長く続くとは思わない。

質問者:あなたは理論よりもコンストラクション(建設)や如何に物事が建てられるかについて知ることを通してあなたの建築に辿り着いたと感じますか?

Mies van der Rohe:私はそれは相伴うと思う。私は建築について考え、それで私はそれを立証する為に建築に挑んだ。しばしば経験は私の思考が決して正しくないと示したが、何度も経験は私の思考が正しいことを立証した。

質問者:あなたはヨーロッパの古いものから何かを学んできましたか?多くの人々は、あなたの作品を評する時に、カール・フリードリヒ・シンケルやルネッサンスまでも引き合いに出す。

Mies van der Rohe:私が若者としてベルリンに来て周りを見渡した時、シンケルはベルリンで最も重要な建築家だったので、私はシンケルに興味があった。幾らかの他の建築家達もいたが、シンケルは最も重要な人物だった。彼の建物は古典主義の素晴らしい例であり、私が知るものの中で最も良いものであった。確かに私はそれに興味を抱くようになった。私は彼を注意深く研究し彼の影響を受けることとなった。それは誰にでも起こり得たことだった。私はシンケルが驚くべきコンストラクション(建設)や素晴らしいプロポーション(比例)や良いディテールを持っていたと思う。

Karl Friedrich Schinkel(カール・フリードリヒ・シンケル)
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http://en.wikipedia.org/wiki/Karl_Friedrich_Schinkel

P.32
質問者:シンケルが基壇(基礎)に彼の建物を置いたその方法についてはどうですか?

Mies van der Rohe:私はそれをすることは古典的な方法であるという事実にもかかわらず、それはそれをするいい方法だと思う。

質問者:あなたの初期の作品において甚だしい突然の断絶がある。あなたは第一次世界大戦の始まりまでに古典的な伝統の中で取り組んできたのに、1919年にあなたはあなたがそれまでしてきたすべてのものと完全に断絶した様に思われる。

Mies van der Rohe:私はその断絶はそれよりずっと前に始まっていたと思う。その断絶は私がオランダでクレーラー=ミュラー美術館の問題と取り組んでいた時から始まっている。そこで私は注意深くヘンドリック・ペトラス・ベルラーへを見て研究した。

Hendrik Petrus Berlage(ヘンドリック・ペトラス・ベルラーへ)
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http://en.wikipedia.org/wiki/Hendrik_Petrus_Berlage

P.33
Mies van der Rohe:私は彼の本と建築はコンストラクション(建設)、明白なコンストラクション(建設)であるべきだという彼のテーマを読んだ。彼の建築はレンガ造で、それは中世風に見えたかもしれないが、それはいつも明白だった。