Michael Heizer
Germano Celant
Fondazione Prada
Michael Heizer(マイケル・ハイザー)
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P.78
M.H.:その考えとは、もしあなたがいくらかのあなたの基本的な衝動に従い始めるならば可能性は終りのないものになるということである。この場合において私の脚は道具となる。
P.86
M.H.:このピースはネバダ州とカルフォルニア州の州境に正確に位置した水のとぎれた川床の中にある。その荒野の乾いた地殻は突然の降雨をいつも吸収できず、量と速度を蓄積しながら水たまりになり丘に水をこぼす。突発する洪水は最も少量の雨の間でさえも突然起こりうる。この作品は2週間の内に行われた。
P.92
M.H.:私達は精神分裂病の時代に住んでいる。私達は同時に科学技術的で原始的である世界に住んでいる。私はその考えはこの前提を反映するアートをつくるためのものであると推測する。都市から逃げこのような基本的なマテリアルで作品をつくるための私のもともとの起動力(はずみ)は、社会の不安定さ、そのシステムのもろさ、相互依存へのその依存の考えと関係していた。
P.96
M.H.:マッチ棒は散布する方策として使用された。それらは紙のシートの2フィート上から落とされテープでとめられた。この散布の写真はDissipate(消散)のためのドローイングになった。(マッチはいつも崩壊した仕事にあてがわれる;もともとのドロップ・ドローイングはいつも火がつきえた。)
P.98
M.H.:もはやこの作品を不正確にでも描写するいかなる写真もない。これらの写真は365日づつ時間を隔てて撮られた。次の年3番目のひょっとしたら最後の写真が撮られるだろう。それはたぶんただランドスケープと化しているだろう。気候がそのプロセスを拡張してきたんだ;それはその分解の間ずっと写真を撮られ続けている。物理的なものが崩壊するに従って抽象的なものは急激に増す。見方を交換しながら。