What Is Art?
Conversations With Joseph Beuys
P.9
J.B.:一方では私が見るには手術室の解剖学者や外科医のように問題にアプローチする先生達がいた。物まねの方法で物事にアプローチし、観察に基づくものだが、他のことばでいえばコピーするということである。
他方では彼ら自身のラディカルでスタイリスティックなアプローチをする先生達がいた。彼らはそれもまたアートに成り得る抽象的な形態を主張する「抽象芸術」(一種のポピュラーなコンセプトだが)から引き出されるスタイリスティックなアプローチをデモンストレーションした。
P.10
J.B.:これら両方のポジションは明らかにこの問いがクリアーであることと明らかに何か関係していた。この意味で、私は人が本当にアーティストと呼ぶ先生達を得た。しかしながら、為損なわれた事は、すべてのこのような基本的な問い、つまりアートへの基本的なリサーチとその機能が、アカデミー(権威者集団)では答えが出されなかったということであった。
→ヨゼフ・ボイスはHerzog & de Meuronを考える上では避けて通れないが、ピーター・ズントーのスタジオにはヨゼフ・ボイスの作品(だと思われる)がある。
Peter Zumthor「Atomosphere」P.38参照
また、Peter Zumthor「Thinking Architecture」のP.15ではMario Merz(マリオ・メルツ)とともにボイスについても言及している。(井戸)