Oteiza’s Selected Writings
edited by Joseba Zulaika
Occasional Papers Series
University of Nevada, Reno. Center for Basque Studies

Jorge Oteiza
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You Tube (Jorge Oteiza)
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P.223
カンディンスキー
Jorge Oteiza:この経験(実験)に基づく努力の中で、私達には、基本的に、先駆者としてカンディンスキーやモンドリアンやマレーヴィチがいる。今でさえ、彼らは私達がするよりも私達の作品を有効にし、それは単にそれらから私達が切り離されている時間を確認する。これは私達の今の状況の劇的事件である。私達はカンディンスキーをまるで彼のアイデア(考え)が真の先行的な発見であるかの様に使い続けていて、空間的な拡張、フォーマル(形式的、形態的)な流れ、それはカンディンスキーの中では実在的で現代アートのエッセンス(本質)の目に見えるサイン(記号)であり、私達には重大であり、それどころか重大な制限(極限、限界)である。

P.224
Jorge Oteiza:彼らはキュビズムとの連続性の解体(解釈、解答)であり、私達がここで明らかにするために探究しているミスリーディングな(誤って導く)破壊(断絶)だ。

モンドリアン
Jorge Oteiza:モンドリアンの空間の概念は平らな表面に適したアイデア(考え)であり、私達はそれを使うことができない。それはマレーヴィチの空虚な背景の上にある不安定な(変動しやすい)グループの新しい運動(動力学)を拒絶し、(「先ず最初に」)絵画をその限定的に直交した美的な(芸術的な)解剖学的構造へと還元しながら、そこからそれが抽出される、不変の(いつも同じ、一貫した)形を造る操作や、線のプレイ(振る舞い)とその緊張や、そのバランスがとれ、図解的で、固定したコンポジション(構成)の骨格のグリッドの中で。1917年に、私達は如何に瞬間的に深い感動で見る、[モンドリアンの]「青の中のコンポジション」の中に、マレーヴィチのヴォイド(空隙)はその十字形と線を小さくて孤立したサイン(記号)の中へ描く(疾走する)。しかしモンドリアンの必然は空間の新しい解放ではなく、何も開かず何も閉じない独立したボーダー(縁、境界)である。如何なる独立した定義付けに関してもモンドリアンの経験に戻ることは今日では時代遅れの様に思われ、例えば、1980年の、絵画のモーリス・ドニのそれ(「先ず最初に、絵画は色の平らな組織化(構成)である」、等々)、私達は最も信頼できる(責任がある)批評の為に何度もそれに戻る、抽象の説明の基本として。それを私は受け入れがたい位置(地位)の誤りと見做し、そこでは「先ず最初に」、人が形式的に(正式に)何かを明確に定義することを探究している時、というのも形式的に(正式に)何かはいつも、その何かを機能的に(実用的に)結論を導き出した後の「結局のところ」であるからだ。現代の彫像や、現代の絵画は彼らの新しい機能主義が新しい美的な(芸術的な)統一(首尾一貫性)として確定したものになるだろう。

マレーヴィチ
Jorge Oteiza:マレーヴィチは新しい空間的な現実性の為の唯一の生きた基礎(根本原理)を表現する。平らなサーフェス(表面)の空虚の中で、彼は私達に小さなサーフェス(表面)を残した、それらの明るくて(軽くて)、動的で、不安定な(変動しやすい)、浮遊しているフォーマル(形態的)な特性はその到達のすべての中で理解されるに違いない。私はそれをマレーヴィチ・ユニットとして述べる。もし画家が彼の直観でそれを生み出していたと信じていたならば、理屈を越えてそうするのが今の時代である。

Wassily andinsky(ワシリー・カンディンスキー)
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Piet Mondorian(ピエト・モンドリアン)
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Kazimir Malevich(カジミール・マレーヴィチ)
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Maurice Denis(モーリス・ドニ)
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