HERZOG & DE MEURON 1978-1988
The Complete Works Volume 1
P.206
私が意図しているのは・・・ある時代の建築の歴史からの参照の感覚ではなくて、むしろより感情的な感覚で、私達の世代のイメージや経験を仄めかす感覚で・・・
私は建築は私達自身の生活(人生)の記憶を喚起するが、建築の歴史の記憶は殆ど喚起しないと信じている。私はその効果はより主観的でしばしばより無意識的であることも信じている。
私は例えば20年代や50年代の要素(色、被膜、装飾)を使用するが、それはその建築自身の新しいイメージを描く為に、あるステートメント(言明)をつくったり、ある経験(恐怖や冷淡など)を表すためにマテリアル(素材)として使用している。
60年代の建築の写真は私が建築についての参照で意図していることを明快にしてくれる。
私は、我々を含む世代の建築家達の作品は「自分自身に近づく」という手段であると思っている。
建築とアートの関係は私にとっては重要で、各々の分野で違った前提条件での長所によって類似しながらもはっきりと識別できるという見方で私は建築を見ている。作品の質を表すものはこのような前提条件のなかで見られ探されるべきである。
Anselm Stalder
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&hl=ja&inlang=ja&lr=&ie=Shift_JIS&q=Anselm+Stalder&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5
→今更ながら気付いたことなんだけど、H&deMの完全作品集の表紙ってRemy Zauggの作品が下敷きになっているように感じる。(井戸)
Remy Zaugg
http://images.google.co.jp/images?q=Remy+Zaugg&ie=Shift_JIS&hl=ja&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5