Luis Fernandez-Galiano ed.
Herzog & de Meuron 1978-2007
Arquitectura Viva

Herzog & de Meuron(ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロン)
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You Tube(Herzog & de Meuron)
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P.349
Herzog:これは確かに世界に対する、未来に対するモデルではない。私はグッゲンハイムの世界的なプレイヤー(主役)になるという戦略は、教育的な状況においてアートを使っているにもかかわらず、とても否定的な方法で建築に強い衝撃を与えていると説明しようとした。最も良い事は、Kunsthalle(地元のコレクターと芸術家の芸術協会によって一時的な芸術展示会を仕掛けたり、その施設を示すドイツ語)としてそれを使用する地域のアーティストにそれが与えられていて、それを彼ら自身の目的の為に変形させられていることであると私は言った。なぜバーゼルがアートの都市として良く作用しているかという理由は、他のすべてのことが起こりうるグラウンド(土壌、場)を提供する地域のアーティストのコミュニティーをそれが持っているからである。もし未来のアートについてのレッスン(教訓)があるとすれば、それはアートは場所に根付く必要があるということである。あなたはあなたがスターバックスを持ち込むようにはそれを持ち込むことはできない。これは未来の為には作用しなく、現在殆ど崩壊してしまっているモデルである。9.11以後、グッゲンハイムはその規模を半分に縮小し、現在では完全に混乱の中にあり、展覧会のプログラムもない。私は本当にそれが崩壊することを望んでいる、なぜならそれはより皮肉で、ありのままの(粗雑な)くだらないマーケットであり、虚栄(流行の装飾品)とのみ関係していて、虚栄(流行の装飾品)以外のなんでもないからだ。
勿論、あなたはスター・システムがヘルツォーグ・アンド・ド・ムロンに、ラグジュアリー(贅沢、快楽)と私達が以前まで持っていたのとは違うクライアントの特別なグループを相手にしながら、大いに目立つものをさせていると言う事ができる。しかし私達はいつも建築を人々の為の、パブリック・スペースとして残されるものを扱おうとする何かとして考えている。あなたがパブリック・スペースはもはや存在しない、フィジカルな(物質的な)建築はもはや存在しないと聞くとき、私達はみんなバーチャル(実質上の、仮想の)になる・・・。これのすべてがまるっきりナンセンス(たわごと)だ。もしそれが真実だったなら、建築はもはや存在しない。しかし、私達は断じてそれらではない。
協力者(共犯者)としてのクライアント

Herzog:重要な作品を生み出すために、私達は協力者(共犯者)としてふるまうことができるクライアントを必要とする。もしあなたがThomas KrensやMiuccia Pradaをたとえるならば、あなたは私が意味しているものを見ることができる。Miucciaは真のアーティストであり、私がクライアントとして会った中で最も非凡な人の一人である。ここ何年かに私達がしたプロジェクトにおいて、彼女は本当に協力者(共犯者)としてふるまい、決してあなたを中止させることはなくあなたを後押ししていてた、なぜなら彼女はそれが彼女自身の事と関係するとき同じ取り扱いをしたいからだ。

Thomas Krens
→グッゲンハイム美術館のディレクター
Miuccia Prada
http://en.wikipedia.org/wiki/Miuccia_Prada