昨日から午前中の洋書眺め復活。
先週は風邪で中断。
El croquisのH&de Mをまたボチボチ読みながら眺める。
・GREEK-0RTHODOX CHURCH
もし実現していたら絶対見たかった建築。
エッチングを施した大理石のプレートに外部からの光が透過してくる聖堂で聖歌を聞きたい。
また夜は内部の光がどのように外部に浮かびあがるか想像するだけでなんと幻想的なんだろうと思う。光は黄色(色温度が低い)い方がいい。
・GOETZ ART GALLERY
ガラスまわりの金物をアルミ鋼材で構成しているんだな。メンテナンスのことも考えると当然なんだけど。アルミを使うと軽い感じがするという先入観があったが(安藤さんはもちろんスチールが中心)、ここまで重量感のないイノセントな感じを与える使い方もあるんだなと思う。(そんなに軽いというイメージはない。)
・RAILWAY ENGINE DEPOT AUF DEN WOLF
ミースが用いたルーフ上部の梁が、内部(空洞)を獲得して箱状の梁となる。これはH&deMが初期の頃からトップライトをよく用いる流れの上にある。その箱はそのままガラスで覆われ、このガラスの箱が下部の屋根を支える。その箱状の梁を線路と平行に建てられたコンクリートの壁が支える。これはミースのやり方ではない。
内部の色については素材の色そのものにするという。錆を防止するための鉄骨の塗装も鉄の色に合わせ、人間やエンジンの偶然で動く色が加わることにより、建物の空間と対話を交わすということらしい。テートでは黒に塗ってるけど、テートは何故黒なんだろう?