Donald Judd Colorist
Hatje Cantz Publishers

(Donald Judd Edited by Nicholas Serota D.A.P./Distributed Art Publishers,Inc.)

Donald Judd(ドナルド・ジャッド)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Donald+Judd&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%89
美術家の言葉(ドナルド・ジャッド)
http://www.b-sou.com/palw-Judd.htm
You Tube(Donald Judd)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Donald+Judd&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

Some aspects of color in general and red and black in particular(1993)
Donald Judd

P.90(P.149)
D.J.:1960年には伝統的に(慣習的に)3次元的なものは殆ど壁に設置されなくて、唯一アルプの低いレリーフだけで、それは大抵思っているよりもよい。シュヴィッタースの大きなレリーフのどれもニューヨークにはない。後にオルデンバーグは彼の「Store(ストアー)」のための石膏の低いレリーフを作り、その後Bontecouが高いレリーフを作り、その後再びチェンバレンが高いレリーフを作った。誰もこの連続する発展に興味を示さない、と同時に誰も一つの作品としての部屋全体の発展に興味を示さない。過去の美術史家達は少なくとも年代学に興味を持っていた。現在の美術史家達は違う。それはあまりにもリアル(本当)で現在を過去として扱うことに抵触するが、殆どサブスタンス(実体、本質)や、それらの思索のサブジェクト(主題)には抵触しない。
低いレリーフや高いレリーフは基本的にはペインティング(絵画)であり、それら自身のいくらかと同様に、同じ問題を抱えている。私が床に置かれた初めての作品を作った後、サーフェス(表面)との新しい関係で知られているが、少なくとも1963年中に私は壁に設置されうるものが何か作られえるとは思わなかった。それから私が壁との関係が床との関係と同じでありうると悟った。

Hans Arp(ハンス・アルプ)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Hans+Arp&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
Kurt Schwitters(クルト・シュヴィッタース)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Kurt+Schwitters&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
Claes Oldenburg(クレス・オルデンバーグ)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Claes+Oldenburg&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
Lee Bontecou
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=Lee+Bontecou&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
John Chamberlain(ジョン・チェンバレン)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&inlang=ja&ie=UTF-8&sa=X&oi=spell&resnum=0&ct=result&cd=1&q=John+Chamberlain&spell=1

P.90(P.150)
D.J.:床の上の作品は床の上にフラットに(平らに、浅く)横たわってはいない、その結果それは床の上の低いレリーフではなく、床の上に積み上げられてもいない、その結果それは床の上の高いレリーフでもない。この議論は長いように思われるが、それは要約だ。殆どの関係性と例外は言及されえないが、一つの例外はカール・アンドレの床の上の作品は低いレリーフ、フラットであることの無頓着さと私には見なせないということだ。

Carl Andre(カール・アンドレ)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=Carl+Andre&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5

P.91(P.150)
D.J.:私の床の上の作品は新しいフォーム(形態)で、空間を広々と力強く創り出している。関係性は壁のときと同じに成り得た。少なくともその高さと幅まで十分にプロジェクト(計画)することは、作品にとって必要なことだ。私は決してこのミニマム(最小限)、つまりキューブ(立方体)であるとされたものを作ったのではない。
1964年、そのような作品の初めてのものは水平で、使い残しの合板の半円形のもので作られていて、それはそれ自身の高さよりもはるかに高く計画されていた。同じ年、計画している小さい作品が近くの工場によって構築された。